冷房の弊害
最近のクーラーの普及率には目覚ましいものがある。
一昔前は、生活保護受給者のクーラーが許されなかったため、熱中症で倒れて亡くなってしまったという事件さえあったのだが、現在では、禁止どころか、クーラーを持っていない世帯にクーラーの購入資金を貸し付ける制度があるほどだと聞く。
つまり、それほど一般的な家電製品となっているのだ。
これにより、猛暑であっても快適に過ごせることはありがたいことである。しかし、その反面クーラーのせいで体調を崩す人が多くなっているという問題も生じている。
クーラーにしてみたら、せっかくヒトサマのお役に立って感謝されるべきところを、病気の元凶にされるという、なんとも理不尽な扱いに怒り心頭!といったところではないだろうか…
これが人間の子供だったら、非行に走る原因になるに違いない。
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冷房病とは?
簡単に言うと、室内外の激しい温度差に体温調節が付いていかず、自律神経のバランスが崩れ、以下のような症状に見舞われることを指す。
慢性疲労
手足の冷え
不眠
肩こり
めまい
頭痛
ほてり
風邪をひきやすい
イライラする
食欲不振
頻尿・下痢・便秘…etc
思い当たる節がある場合は、生活の中での冷房依存率を今一度思い返し、他の病気が見当たらない場合は、「冷房病」を疑ってみることができるだろう。
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光線治療の効果
1.体温上昇
クーラーで冷えきった体でも、光線の熱と光は体の表面から深部に至るまで、スムーズに温度を上げることができる。特に腹部の体温が上がれば、胃腸の働きも良くなり、食欲が出る。
2.血行改善
体の隅々まで血行が良くなり、新陳代謝が活発になるので倦怠感がなくなり、力が湧いてくる。
3.代謝促進
新陳代謝が活発になれば、体温調整として汗をかくようになり、脳の活動も促進する。
4.自律神経の安定
血行が良くなると、冷えて硬くなっていた筋肉がほぐれ、交感神経の緊張が緩和され、良質の睡眠がとれるようになる。
5.体力増強
消化器系の働きが改善されて、よく眠れるようになると、全身の機能が上がり、エネルギーを蓄積しやすい体に改善される。
照射方法
こうした照射によって、開始当日から熟睡できるようになった人もいる。治療1か月で、体温が上昇し、症状が改善された報告が多数なされている。
結局のところ、こうした体調不良に関しても、基本はその他の治療法とさほど変わりはない。
身体を温めることで、免疫力が上がり自分の持っている回復力を最大限に活かして改善していくのだ。
やはり、最後に必要なものは信じて継続する「根気」だろう。
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