光線治療 ものもらい編 その2

~ものもらい 完治~

何番と何番のカーボンをどの集光サイズで、何分照射するというのを、分厚い辞書サイズの本から探し当てるのは、慣れない人にはかなり面倒な作業だ。恐らく、この手間が嫌で、コウケントーを購入したものの使いこなせないでいる人々が多いと予想される。

仕方ない。この度は「ものもらい」の項目を探し当て、調べてみよう。

改めて調べたところ「ものもらい」に関しては、このようにあった。

3001-3001、もしくは3001-4008

早期の少し発赤した程度ならば3号集光器。

尖端のガラスを患部に密着させ30分位ずつ朝夕2回の照射。

疼痛があれば緩和するまで時間にかまわず照射する。

注:熱い程度でなく、ちょうど気持ちの良い温度に照射距離を調節する。

ほぼビンゴ!違っていたのは、照射時間だった。もう少し長く当てなければならないことが分かり、早速追加で照射。

結末

30分以上照射してみた。これだけ当てたからそろそろいいだろうと思い、再度鏡でしっかりと、ものもらいをチェックした。すると、何ということか、瞬きをした瞬間に「ブチュッ」と白い膿の塊が出てきたではないか!!

(ホンマかいな!?早すぎとちゃう??)

正直、自分ですらこれほど早いサイクルで治療が済むとは予想だにしなかった。通常であれば、でき始め、成長、まぶたの腫れ、膿、排出といったサイクルを経て治っていくものだ。

が、この度の照射は、そのサイクルを早送りで過ぎゆかせ、一気に治癒させたようであった。

まとめ

ほぼ照射方法は合っていたが、時間が違っていたことが原因で効果が感じられなかった一例だ。面倒な時には何番でもよいからとにかく当ててみても害にはならないそうだ。しかし、効果を実感できない時には、面倒がらずに本を調べ、基本の治療法に忠実に従ってみることが大切である。(と、自身の経験で感じた次第である。)

光線治療 ものもらい編 その1

~ものもらい どう治す?~

ものもらい-昔から子供心に謎であった。なぜ、眼にできたオデキをそう呼ぶのだろう?

以前「お前、物、貰ってばっかりいるからなるんだよ」と息子に言っている父親がいた。そうだったのか~。子供は純粋だ。

(そない言うたら、お中元・お歳暮ん時は日本全国、ものもらい患者続出やで~。)

そうだ。そうだ。そんなはずはない。大人達は、純真な子供達にいい加減な知識を吹聴しないよう、気を付けていただきたいものである。

どうやら由来はほかにあるようだ。

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「ものもらい」の語源

 

共通語「ものもらい」については、東日本を中心に次のような言い伝えがあります。

  1. 「三軒の家から米をもらって食べるとなおる」(福島県東白河郡)
  2. 「よその家へ乞食に行くと、めこじき(ものもらい)が治る」(岐阜県土岐市)

つまり、共通語形「ものもらい」や地域語形「めこじき・めぼいと等」の語源は、「これを治すために人からものをもらう」という無薬の治療行為と結びついて生まれたようです。

                  解説:三重大学教育学部 余 健 助教授

物をもらって治すなんて虫のいい治療法を、果たして誰があみ出したのであろうか?

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適当に光線治療してみたら

ある日、小さなものもらいができた。さあ、誰からいいものを頂戴しようか?悩む。

(ちょいと、そんなん迷信やて、分かっとるやろ!!)

いいじゃないの、試すくらい。とりあえず、やってみようじゃない。

とは言っても、誰かがいいものをくれる当てもない。そこでコウケントーの登場!

まぶたのキワにできたもののためサイズは極めて小さい。こんな時は、3001-4008で一番細い3号集光。(多分こんな感じだろうという勘)

10分ほど当てて、様子を見てみた。大して変化がない。ここで光線療法の本を見る。

(最初っから見いやっ!)

「だって、面倒なんだもん!!」

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光線治療 火傷編

~火傷の痕を残さない~

グラグラと煮えたぎった油が手の甲にかぶるという事故が起こったらどうするか?

その悲劇は、たこ焼き器によって生じた。一穴に満たして熱した油を他の穴へ広げるため、油敷きをギュッと押し込んで、圧がかかったことが原因だった。

(そんなん言うたら、たこ焼き器が悪モンみたいやんけ。たこ焼き器に罪はないで~)

そうだ。確かにたこ焼き器は無実だ。これは、使用者の不注意で起こった事故なのだ。

スプーン1杯ほどの量の油ではあるが、煙が出るほど高温だったため、手の甲、親指と人差し指の間が、ジュッという音を立てて一瞬で焼けた。

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火傷の治療方法

「火傷をしたらすぐ冷やせ!」以前から聞いてきた鉄則である。すぐに流水で冷やす。冷やしながら、急いでコウケントーの本を調べる。

カーボンの番号は3001-3001 または3002-3002。火傷直後の治療は、傷のサイズに合わせた集光器を使って1メートル位の距離から行う。最初は痛むが、まもなく鎮痛する、と書かれている。

鎮痛したら50㎝くらいに近づけて照射する。1-2分で痛みが和らいでくるので1-2分ごとに照射距離を近づけて、10分後は気持ちの良い距離にしてさらに20分間、合計30‐50分間(痛みが消えるまで)照射する。以上が基本的な指示だった。

ここで、痛みが消えることが当然のこととして指示されているあたりが、著者の自信を感じさせる。(と言っても、我が家では今まで何度も光線で外傷を治してきた実績があるため、完治することに微塵の疑いもない。)

(そこまで言うたら、もはや光線信者やな~)

そうだ。信じる者は救われる…どこかで聞いたフレーズだが、何かあっても、慌てず騒がず対処できるのは「コウケントー」のおかげであることは間違いない。

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結末

本の指示通りに、治療に当たる。あまりの熱さに1m離れていても強烈な痛みを感じる。そのため患部の半分を氷で冷やしながら、もう半分に照射する。交互に繰り返すうちに、痛みが引き、すぐ近くで照射できるほどになった。

その後、3cm近いピンポン玉ほどのサイズの水ぶくれができたが、できるだけ潰さないように保護しながら光線を当て続けると、次第に吸収され、さらに潰れてしまった時には、すでに下に新しい皮膚組織が待っているという、素敵な出会い(?)もあった。

こうして毎日照射を続けた結果、ケロイド状の瘢痕が残ることもなく、見事に完治した。

光線の威力、恐るべし!!

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光線治療 骨折編 その3

~光量が少しの結果~

小さな小さな窓からコウケントーで照射するも、効果が格段に下がり、またもや腫れ始める。たった一日で、腰まで痛み、眠ることもできない。ここで、元の整形外科が診てくれることになった。手術を中止したことに疑問を呈しつつも、それまでの経緯と、光線治療の説明をしたところなんと、ギブスをの窓を大窓に拡張してもらえた。今後の通院も受け入れOKとなる。こちらの理解ある医師にも☆3つ進呈しよう!!

(ミシュランじゃあるまいし、もろたトコで、なあんも役に立たへんやろ…)

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結末

それ以降、ほぼ毎日2回照射し、骨折してから1か月と12日でギブスが取れた。晴れて光線を患部全体にかけられるようになると、すぐ足首のこわばりが改善され、楽になる。結局その後、2回ほどリハビリに行った。(少なすぎて「通った」とはとても言えない。)そんな、やったかやらないか分からない程度のリハビリを経て、治療終了。

実のところ、その後も毎日光線を当て続ければ高速で完治したと思われるが、なにせ「熱さは、(この場合は痛さだが…)のど元を過ぎてしまった」。周囲の心配の甲斐なく、本人が光線を当てなくなってしまい、あえなく自然治癒力のみによる回復を待つ。その点は残念な結末であった。

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まとめ

ネットや知人の声を聴くと、手術を選択した場合、後遺症に苦しむ人が大層多いことが分かった。しかし光線治療であれば、後遺症にも苦しむことなく、当初の痛みも早く治まり、治癒の経過も医師が首をかしげるほど良好である。

(めちゃめちゃ医者泣かせの器械やな~)

その通りだ。だからこそ、世界中の怪我に泣かされているアスリートたち、病気で苦しむ人々に、この光線治療の存在を教えてあげたい。

(そういや~、阪神におった金本アニキも愛用者やて~。そやから鉄人やったんか…)

そうだ。光線は鉄人を生むのだ。(多分)

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光線治療 骨折編 その2

~骨折の手術?~

総合病院に紹介状を持っていき、担当医師が診察する。他の手術の予定のため、順番が来るまで3日間自宅待機。その間もコウケントーをドンドン当てる。

骨折6日後。手術前々日の入院当日。痛みもなく、術後のリスク等も考えて、手術をするかどうかを選択させてくれる事に。できればしたくない旨を伝えると、あっさり中止決定!!

(絶対手術せなあかんって言われよったんちゃう??)

そうだ。しかしすぐに手術ができなかったおかげで、図らずも光線治療をする時間の猶予が与えられたのだ。謝謝!!

こうして手術の代わりに、ギブスで固定されることとなった。

…がこれが、とんでもないことに!?

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光線治療をやめた結果

ギブスでしっかりと固められ、なんとコウケントーが照射できなくなってしまった。

途端に足が腫れ始め、たった一日で耐えられないほどに。(「ほーら、我慢強いんじゃないでしょ。すべてはコウケントーのおかげだったのよー!!」と、世界の真ん中で叫びたい衝動に駆られる。)

痛み止めを飲んで、病院へ。コウケントーのことを説明し、医師と相談のもと、くるぶしのところに光線専用小窓(?)を開けてもらう。指先側も痛みを訴え、指の付け根の辺りまでギブスをカットしてもらう。(これで、何とか光線治療が可能に)

なんと理解のあるお医者様☆☆☆

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途中経過

自宅で、すぐに治療開始。1日2回各1時間程度照射。2日で腫れがやや治まる。「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」という諺があるが、痛みが治まると真面目に治療をしなくなる人がいる。こちら、まさにその典型。1日2回コースを、1回コースにサボった途端、痛み復活!2回かければ、また治まる。そんなことの繰り返しだ。(こういう「3歩進んで2歩下がる~」的な事はやめてほしい。「さっさと5歩前進してくれっ」と言いたい。)

そうこうして8日経過。再受診でギブスを外してレントゲン。骨がずれていないことを確認し、再びギブス取り付け。しかし、この度の医師は前回の理解ある医師と異なり、ギブスをわずかばかりしかカットしてくれなかった。さーて、この後どうなるか??

その3へ続く

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