マイナスポイント
先に述べた重さの点は、個人的にはさほど気にはならなかった。しかし、箱を開けて驚いたのは部品の多さ!
フローズンドリンクやらスムージーやら、豆腐やら・・・いろいろと作れるのは確かに魅力的だ。料理好きの自分にとっては、いろいろと試したい気持ちはある。だが、これほどまでに部品が分化されていると、正直複雑だ。
最低必要な部品というものがあるのは、当然予想できる。だが、実際に製品を分解してみると、まず、投入口の付いたドラムキャップ。次にスクリュー。これは相当に重たい。臼で挽く機能を想像させるような重量のあるスクリューだ。そして、それを受けるストレーナー。それをさらにはめる回転ブラシ。ジュースと搾りかすを分別するドラム。
ざっとこれだけのものが本体の上に乗っかっているのだ。おまけに回転ブラシにもドラムにもそれぞれいくつかパッキンが付いていて、いちいち洗う必要がある。
分解してみただけで、実のところ気が遠くなっていった。
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使用感
ここで、ひるんではいけない!ネット上で大絶賛されているこの商品を使わずして、今さら返品もしたくはない。気を取り直して使ってみることにした。
再度面倒なパーツたちを組み上げる。(フーッ・・・ため息)
あっ、組み立てるにはドラムに付いているレバーをCLOSEにするとの指示あり。OPENの位置では組み立てられないそうだ。
基本的にプラモデル的な作業は好きなほうなのだが、こんなにテンションが下がってしまうのはなぜ?
ジューサーごときには、もう少しシンプルでいて欲しいという願望が強すぎたのだろうか・・・
再度、気を取り直して行ってみよう!!
ではでは、まずは、定番の人参とリンゴで。
地道にカットする。投入口に合わせて、適当に切る。切る。切る。
スイッチON!低音でうなりながらスクリューの回転が始まった。
さあ、どんどん投入。
ガリガリ…バリバリ…この擬音が正確かどうかは別として、スクリュー部が野菜をゆっくりと巻き込んでゆく。これがスロージューサーと呼ばれる所以か。
徐々にジュースが、そして搾りかすが別々の口から排出される。
「400ml以上搾りたい時にはレバーを開けて搾りかすを排出せよ」と説明書にはある。…これも面倒。
そして最後の食材を入れる前に、先程のレバーを「半開」にするとな。しかも「フローズン」のときはレバーは閉じたままお使いくださいとも。・・・えーっと、今回はジュースだから半開。(これは最後にドラムキャップを外しやすくする目的があるそう)終了したら「逆回転」スイッチを押して終了。
洗うのもパーツが多くて面倒。操作は一旦組み立ててしまえば、さほどのことはないが、レバーがどうこうと注文が多い。(また後日の使用中には、何回かスクリューが止まってしまった事があった。しっかり組み立てたつもりだが、なぜ? 組みなおしてみたが、それが原因かどうか?もしや不良品?不安が募った。どうやら若干人参が大きかった事が原因のようだ。繊維が豊富な人参・小松菜・セロリは2―3cmにカットするよう書いてあった。そんなに小さくしないといけないなんて…。投入口に入ればOKという仕様にして欲しいものだ。)
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結論
ジュース自体は非常に質の良い美味しいものであった。
パーツの多さは、器械が苦手な人にとっては恐らくもっとも大きなマイナスポイント。しかも、たまに動きが止まると、ドキドキ倍増で、心臓によろしくない。
組み立てに慣れてしまえば、さほどの苦もなく習慣化できるとは思うものの、慣れるまで根気よく続けていけれるかどうかが、「買ってよかった」か「買わなきゃよかった」かに分かれる気がする。
ただ、健康志向の、あるいは病気を持っている方々にとっては、これほど栄養を取る方法はないと思うので、メーカーはさて置き、スロージューサーを使うこと自体は是非検討されたし。