交通事故編 ☆PART23

~示談斡旋 本番その1~

本番当日。

同乗被害者Mと共に、斡旋が行なわれる弁護士会館へ向かう。

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持ち物一覧

1.事故に関する手持ちの書類一切

例)交通事故証明書

診断書、後遺障害診断書

治療費領収書・明細書(入院期間と日数、治療費・通院費のメモ等)

事故前の収入を証明するもの(給与明細、休業損害請求書、源泉徴収票、確定申告の写し等)

その他(差額ベッド代、付き添い日数・費用、修理費、家屋改造費、有給休暇日数等)

2.事故当事者以外のものが示談交渉に当たる場合は、交渉当事者であることの証明

死亡事故の場合は戸籍謄本、または除籍謄本(被害者本人を含む親族関係全部の記載されたもの…相続人および慰謝料請求権者全員のすべての親族関係の記載してある省略していない除籍謄本など)

事故当事者が未成年の場合は戸籍謄本(親権者が確認できるもの)

代理人が出席の場合は、第一回期日までに委任者の委任状と印鑑証明書を提出(示談成立の場合は示談書を持ち帰り、委任者が自署のうえ実印を押印することとなる)

3.印鑑

 出席者の印鑑(三文判で可)

保険会社・事故係等が出席の場合は、免責証書または示談書に有効な印鑑

4.その他

示談が成立した場合には、示談金の振り込み先(銀行等の口座番号)

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弁護士との対面

10分前に到着。待合室に通され、それから斡旋の行なわれる部屋へと案内される。

ドア オープン!

そこには男性が2人座っていた。1人は担当のA弁護士。おそらく、いつも美味しいものを食べているのであろう、なかなかの体格だ。

(いらん、お世話や!)

もうひとりは、保険屋か?…六法全書を前に置き、切れ者の顔をしてはいるが、まだ若い。

A弁護士が自己紹介の後で、すかさず彼の紹介もする。彼は、司法試験に合格し、最高裁判所に採用された司法修習生だと判明。先輩から学ぶため、研修の場として同席させて欲しいとのことだ。

ドラマでは見たことがあったが、生は初めてだ。しかし残念ながらこの度は「これが、本物か~、どれどれ…」などとゆっくり観察している余裕はない。

(そないされたら、向こうが困るわ!!見世物ちゃうで~)

そうだった。早速、本題に入ることに。…って、保険屋はどうしたのだ?示談斡旋というからには、向こうも出向いているはずなのだが。進行するにつれ、どうやら最初から両者が同席して話し合うのではないことが分かった。

A弁護士に、いろいろと事情を尋ねられる。…が、自分があれほど時間を掛けて記入し提出した申立書を、どうやらほとんど見ていなかったようだ。その場で、話を聴きながら、所々で目を落として拾い読みしていた。それも仕方あるまい。これは無料で行なっているいわばボランティア的な分野なのだから。文句は言うまい。

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