~示談斡旋 本番その2~
A弁護士は、事故の状況について聞いてきた。ここで、自分はどうしても90:10に納得がいかない根拠を、状況を交えて説明しはじめる。
するとA弁護士は、いきなり真顔になって、「ここでは、中立の立場でしか扱えないので90:10でしか通せない」と言う。「それが嫌なら裁判をしたほうがいい」と。
ちょっと、きつい感じの言い方をされたが、こちらも相手を立てながら、裁判をするつもりはないが、かくかくしかじかの状況では90:10では感情として納得がいかないだけだ、ということを伝える。
そうすると、表情がやわらげ「これだったら、裁判をやってもいけそうですよ。どうして、裁判にしないんです?このアドバイスしたの誰??自分だったら、裁判を勧めたと思いますけど。」とまで言い出した。
(分っていただければ、それでいいんです。)
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譲歩
ということで、90:10でもよいので、ここで話を進めてもらうことをお願いした。
申立書に記入したこちらの希望に関しても、いろいろな角度から検討し提案てくれた。
ところで、最終的に示談の額がはっきりとされるまでに、3回ほど部屋の入退出を繰り返した。それは、入れ違いに、今度は保険屋側の話を聴くためだ。
(会わなくていいなんて、ラッキー!)
(確かに対面式じゃ、気が重うなるわ)
結局、保険屋のほうは示談の提案として、裁判基準の8割を示してきていたのだが、A弁護士は9割で話をまとめてくれた。
(実のところ、ここまで来るのに、いろいろなサイトを調べてはみたのだが、斡旋をした場合に、裁判基準の何割が示談案として提出されるのかは、まったく未知であった。自分では、7割ぐらいかと思っていたが、それが9割となったのは予想しなかったことだ。しかし、これが相場なのか、今回の事故の場合のA弁護士の取り計らい、手腕ゆえなのかは、残念ながら分らずじまいだ…)
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示談決定
裁判基準の9割ということで、話がまとまった時点で、初めて保険屋と対面することに。
再度部屋に入ると、そこには新たに、スーツで身を固めたいかにも保険屋という雰囲気の3人が座っていた。そのうちの1人は、物損関係で自宅に査定に来た人物。もう1人は、電話とメールでやり取りを続けてきた人身担当の人物。あとの1人の立場は不明だ。
A弁護士が、示談案を読み上げ、その後、両者とも各書類に記名押印をする。(振込先も記入)その後に必要な段取りの説明を受け、終了。
解散。
ありがとうございました、A弁護士!!
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