福ちゃんの友情

〜仲良し〜

福ちゃんは、散歩中にたくさんの友達に会う。

どんな犬種とも仲良しになれる、という特技がある。特技は昼寝だけじゃないのだ!

(のび太君みたいに言わんといてくれる…)

ハグ

また、あいさつも、誰にでもきちんとできるジェントルワン(?)だ。れっき(歴)とした日本の犬であるが、ときにはハグもする日本犬離れした一面もある。

みんなちがって、みんないい。

なかなか、ここまでフレンドリーに接することは、日本人の気質としては難しいものがある。とりわけ南米の人たちの底抜けの明るさは、貧しさや悩みを吹き飛ばしてしまうような勢いを感じる。と言っても、もちろん南米の人、全員が明るい訳ではない。それは、すべての関西人が人見知りをしない訳ではないことと同じだ。そうだ、みんなそれぞれ「個性」があるのだ。

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

金子みすゞ

みんな、いろいろな性格ではあるが、それぞれの良さがある。要は、自分自身がそれに気づくかどうかだ。社交的な人に魅力を感じる人もいれば、おとなしくても自分の話にしっかりと耳を傾けて聞いてくれる人に好感を抱く人もいる。逆に、どんなに外見が素敵で、お金持ちでも、内面に魅力がなければ本当の友達はできないだろう。自信過剰も困り者だが、自分の価値を適正価格で(?)認めてあげる「自尊心」は、この社会で生きていく上で必要不可欠であると感じる。

動物の世界には、人間ほど複雑で繊細な感情はないだろうが、福ちゃんのように生きられるのは、本人(本犬?)にとっても、周囲の人たちにとっても幸せなことだろう。

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クローバー

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