交通事故編 斡旋から示談まで ☆PART10

~THE 理・不・尽~

この横転車両を、一体全体どのようにレッカーに乗せるのであろうか?

車屋:「ちょっと、手伝って。」

近くにいた警官に声をかける。

車屋:「これ起こすから。」

わたし:「えっ!そんなに簡単に起こせるんですか?」

車屋:「起きるよ。…せーのっっ」

ガシャーンッ!!

なんと。。。。。。

いとも簡単に起きた…

眠りの浅い新生児のように。

(起きるって、意味ちゃうやろ)

そして、わたしは運転席でのハンドル操作を命じられ、男2人で後ろから押すことで、すぐそばのコンビ二駐車場に移動…

ハンドルを握り、人力で押されながら揺られる車内で、これほど簡単に動いている事故車に驚愕を覚えた。

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KEI=軽

そうだ、よく考えれば、わたしの車は軽自動車であった。

軽…。伊達に【ケイ】と呼べれているのではない。ちゃんと重さも【軽】なのだ。

その事に気づかされた瞬間…

「今までの渋滞は一体なんだったのであろうか」と疑問が沸々とわき上がって来る。

あれほどいる警官たちは、この【軽】を人力で動かせると思わなかったのか?

はたまた、そんなお門違いの仕事は、おかみのするものではないと思っているのか?

(いずれにしても、「レッカー、レッカー」と言う前に、まず人手で動く障害物はどけておきましょうよ。 それが、世のため、人のためってもんじゃないでしょうか??)

こう感じざるを得なかった瞬間だ…

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事情聴取

これと前後して、事情聴取を受けることに。

名前、住所、生年月日。定番の質問に始まり、どんどん誘導されて、空欄が埋められてゆく。

その速さたるや、国会中継のときに目にする速記係を髣髴とさせるほどだ。

(そこまで、早やかないやろ

そう感じるくらいに急かしまくる質問の嵐であった。

警官:「何キロ出してた?」

自分:「うーん。。。」

思い出そうとすると、間髪いれず

警官:「30キロだね」

いきなり断定。

〔そりゃ、お巡りさん。あなたは、こういうことにお慣れでしょうけど、もうちょっと尊重してくれません?〕

自分:「うーん、右折したばかりなので、そんなに出てないと思いますけど。。。」一応抵抗。

警官:「これは、30だよ。いいね。」

〔もう、いいだか悪いだか分からん!!〕

極めつけは、この質問。

警官:「相手を訴えることはする・しない?」

〔ちょっと、ちょっと、相手がどんな人か分からないのに、そんなこと今決められると思います?!〕

再び来たーっ!

THE 理・不・尽!!

この理不尽は一体どこまで続くのであろうか?

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