~THE 理・不・尽~
この横転車両を、一体全体どのようにレッカーに乗せるのであろうか?
車屋:「ちょっと、手伝って。」
近くにいた警官に声をかける。
車屋:「これ起こすから。」
わたし:「えっ!そんなに簡単に起こせるんですか?」
車屋:「起きるよ。…せーのっっ」
ガシャーンッ!!
なんと。。。。。。
いとも簡単に起きた…
眠りの浅い新生児のように。
(起きるって、意味ちゃうやろ)
そして、わたしは運転席でのハンドル操作を命じられ、男2人で後ろから押すことで、すぐそばのコンビ二駐車場に移動…
ハンドルを握り、人力で押されながら揺られる車内で、これほど簡単に動いている事故車に驚愕を覚えた。
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KEI=軽
そうだ、よく考えれば、わたしの車は軽自動車であった。
軽…。伊達に【ケイ】と呼べれているのではない。ちゃんと重さも【軽】なのだ。
その事に気づかされた瞬間…
「今までの渋滞は一体なんだったのであろうか」と疑問が沸々とわき上がって来る。
あれほどいる警官たちは、この【軽】を人力で動かせると思わなかったのか?
はたまた、そんなお門違いの仕事は、おかみのするものではないと思っているのか?
(いずれにしても、「レッカー、レッカー」と言う前に、まず人手で動く障害物はどけておきましょうよ。 それが、世のため、人のためってもんじゃないでしょうか??)
こう感じざるを得なかった瞬間だ…
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事情聴取
これと前後して、事情聴取を受けることに。
名前、住所、生年月日。定番の質問に始まり、どんどん誘導されて、空欄が埋められてゆく。
その速さたるや、国会中継のときに目にする速記係を髣髴とさせるほどだ。
(そこまで、早やかないやろ)
そう感じるくらいに急かしまくる質問の嵐であった。
警官:「何キロ出してた?」
自分:「うーん。。。」
思い出そうとすると、間髪いれず
警官:「30キロだね」
いきなり断定。
〔そりゃ、お巡りさん。あなたは、こういうことにお慣れでしょうけど、もうちょっと尊重してくれません?〕
自分:「うーん、右折したばかりなので、そんなに出てないと思いますけど。。。」一応抵抗。
警官:「これは、30だよ。いいね。」
〔もう、いいだか悪いだか分からん!!〕
極めつけは、この質問。
警官:「相手を訴えることはする・しない?」
〔ちょっと、ちょっと、相手がどんな人か分からないのに、そんなこと今決められると思います?!〕
再び来たーっ!
THE 理・不・尽!!
この理不尽は一体どこまで続くのであろうか?
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