~横転の乱~
えぇーっ!
これは、果たして事故の大きさに驚いているのか?
はたまたPCに無縁な世代の高齢者が、年齢不相応にハイテク機器を操って、(…いるように見える。単なる初心者の一つ覚え。)いとも簡単に事故状況を明瞭にした事への驚愕なのだろうか?
恐らくその両者であろう。いずれにしても看護師を含め一様に驚いていた。なぜなら
そこに、皆が見たのは、見るも無残な横転車両!
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そうだ。今回のこの事故は、人生初の横転事故!!
THE O-U-T-E-N!
(ちょいと、あんさん、実は横転、楽しんでんのとちゃいまっか?)
確かにすべてが終わった今となっては、これも遠い日の思い出の1ページ。
しかも、誰もが通る道ではないのだ。
そう考えると、これも1つの貴重な…いやいや、異常な体験。特別なオンリーワン♪
とは言っても、一体これを読んでいる何人が横転事故を経験しているだろうか?
そうだ。この場を借りて、「日本野鳥の〇○」の皆さん(注:大晦日に脚光を浴びていたあの方々)にカウントしていただこう。(カチ、カチ、カチ)
。。。。。。はーい、かなりの数、いらっしゃいましたね。
要するに、案外、横転事故は珍しくないのだ。実際、わたしの知人でも体験者は数人いる。また、この度の通院中、待合室で話した方々の中にも、相当ヒドイ横転の経験をされて、リハビリに通わなければならない状況を切々と語られる方も数名おられた。
まして全国区で戦えば
(戦うんかい?)
まだまだ上級者はごまんといることであろう。
よってこの程度の赤の他人の交通事故なんぞにはまったく興味のない人が大多数であることは百も承知だ。
しかしあえて、今後の誰かのために
(…誰や?)
そして、時と共に忘れるに間違いない自分の記憶の整理のために
(随分な自信やね~)
今回の事故の詳細を書き綴っておこう。
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マイナスをプラスへ
こうした一瞬の出来事で生じた不運も、様々な教訓が得られることが後々実感できるようになった。辛い事が起こると、よく忍耐力が養われる機会と言うが、忍耐とは、実は単なる我慢やあきらめとは違うそうだ。
希望をもって…耐えることのできる精神。最も辛い試練でも栄光に変えることのできる美徳。
これほど高尚な忍耐が必要な問題ではないものの、希望をもって耐えてゆくということは、どんな場合にも人をプラスへと動かす力になるだろう。
示談への戦いは今始まったばかりだ。
(カーンッッ!)←ゴングの音
これが、相当な時間が掛かるものとは、この時はまだ知る由もなかった。
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