SHIBAINU 福ちゃんの事件簿

 ~犬の嗅覚~

犬が臭いを嗅ぎわける能力は、人間の1000倍とも1億倍とも言われている。

(えらいザックリな数字やな~。)

確かに、「1億円くれると言われて、もらいに行ったら1000円だった…」という負のどんでん返しに例えるなら、1000と1億の差は許しがたいものである。

(そりゃ~、もう裁判ものでっしゃろな。)

ただ、犬の嗅覚の場合は、犬種によっても鼻の長さが異なり、また嗅ぎ分けるのが得意な臭いと、不得意な臭いがあるようなので、こうした大幅な差がでてくるらしい。

いずれにしても、犬たちの活躍の場を見るなら、彼らの嗅覚の素晴らしさはお墨付きである。

警察犬として、活躍することはよく聞くが、他にもいろいろな仕事に関与している。例えば、人の呼気や尿からガンの臭いを検出する「ガン探知犬」はその一例だ。

ハイテクマシンでなければできないこと、いや、マシンですらできないことが、犬にはできてしまうのだ。

福ちゃんも、そのお友達も、みんなみんな素晴らしい潜在能力を秘めているのだ。

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名探偵 福ちゃん

いつものお散歩で会う友達。

今日は、何があったかな?

注:この動画はフィクションであり登場人物・団体名等は福ちゃんとわさびちゃん以外は架空のものです。

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番外編

さらに意外なところでの、犬の活躍の場として、「クジラの糞探知」というものがある。

(糞探知…って、冗談やろ)

いや、本当にいるのだ。「糞探知犬」なるものが。

マッコウクジラの糞で一攫千金ができると聞いた事がある。ただしこれはただの糞ではない。竜涎香(りゅうえんこう)と呼ばれる超高級香料だ。糞といっても、単なる排泄物ではなく、結石のようなもので、熱した針をそれに当てるとたいそう良い香りの煙が出るそうな。

ということで、このお宝を探すために犬を使うのか…と思いきや、そうではなかった。研究者たちが、クジラの生態をはじめとする生物学的な情報を得るためにサンプルとして糞を必要とするのだ。「糞探知犬」は彼らのために活躍する。

犬だけに「ワン」ダフルな存在だ。

(山田く~ん、座布団全部持ってって~)

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