光線治療 麻痺編 その2

~選択肢~

どちらを選ぶか?-治らないが、数時間の点滴による処置と経過観察を目的とする入院。それとも治る希望のある光線治療。

迷わず、「入院はしないで、点滴のために毎日通院します!」と、本人が医師に伝えた。

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インフォームド チョイス

なぜこれほどの即断ができたのか?

実は、ちょうどこの少し前に、医療は十分な情報を得たうえで、自分自身で治療法を選択できる権利があるということを学んでいた。

インフォームドチョイスとは、患者が医師から説明を受けたうえで、患者自身がどんな治療を受けるか選択することである 。インフォームドコンセントをさらに推し進めた患者主体の考え方。

インフォームドコンセントは、医師が患者に対して十分に説明し、同意を得ることである。インフォームドチョイスは、インフォームドコンセントに患者の自由意志が更に加わったものである。インフォームドチョイスでは医師による十分な説明を受けたうえで、患者自身がその治療を受けるかどうか、あるいは複数の治療方法のなかから自身が受ける治療法を選択することである。 

-ナースPEDIAより

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自分の権利

昔は、お医者様様で、医師の言うことは絶対服従といった風潮であったが、現在では上記のように患者の権利もかなり確立されつつある。

ということで、自信をもって「入院はしない」選択を伝えたのだが、こんな患者は珍しいのであろう。医師はたいそう不機嫌な様子になった。

(そりゃ、「医師のプライド」っちゅうもんがあるさかいな。)

・・・が、何とか毎日通院して点滴治療を受けることで話が付き、いよいよ自宅での本格光線治療が始まった。

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