コウケントー光線治療 胆石編 その2

危篤患者のその後

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そもそもこの症例で出ていたのが、昭和16年4月18日、「枢密院議長書記官高辻子爵母堂 51歳」というお方のことだった。枢密院って?子爵って??というレベルで、タイムスリップ感満載の内容ではあるが、病気に関しては症状はいつの時代も共通している。

ざっくり要約するならば、高貴な方なので皇室からも医師が2名派遣され、他5名の権威ある医師と共に治療に当たったが痙攣は治まらず悪化衰弱。余命も幾ばくかのところまできて光線治療の登場。

健康だったのが突然衰弱し、体温37.8度、相当苦痛状態。上記のように照射し緩和したため、背中部(肩甲骨間) 1号集光 10分、腰 5分、追加で合計1時間25分で患者は静かに眠った。

翌日はすこぶる元気。足10分、患部30分、背中部・腰各5分、合計50分の治療。

3日目は、楽しく食事中。乳下部に板が張ったような圧迫感は残っていた。

照射13回で全治の診断をされたが、再発防止に30回続けたら6か月経過後も再発はなかった。

と、このような感じである。めでたしめでたし。

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