交通事故編 斡旋から示談まで ☆PART8

~理想と現実~

 

わたしは、被害者だ。

加害者も分からないまま、目撃者確保のため必死のわたし。

改めて言おう。わたしは被害者のはずなのだ。

しかし、到着した警官は、目撃者を求めてアタフタとしているわたしに、無常にも事情聴取を兎にも角にも急かすのだ。

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〔ちょ、ちょ、ちょっーと、お巡りさん。よく交差点に事故の目撃者を募る看板立ててますよね。○○警察署って書いてあるじゃないですか。ってことは、目撃者重要。これ常識…じゃないんですかーっ!!〕

心の内で絶叫。(かわいそうに、小心者のわたし…)

おまけに別の警官は、横柄に言ってくる。

「ねぇ、ちょっとレッカー早く呼んでくれない!」

〔あのー、わたし、レッカーって呼んだことないんですけど、どうやって呼ぶんですか?教えてくださいよ。そもそもわたし、被害者ですけど何でこんなに責められなきゃいけないんですかー!!〕

(動転のあまり)叫ぶこともできず、ただ慌てふためいて「ちょっと待ってください。…もうちょーっと、待ってください。」と言って、電話を片手に、走り回るのが精一杯。理不尽!!

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絶滅危惧種

 ずっと以前、「ポリ○なんて信じちゃあかんでー」と言っていた知人がいた。…が、きっと余程嫌な経験をしたのであろう。

様々な心の傷が、人を【人間不信】へと変えてゆく。

わたしの理想に描く警察官は、映画の主人公のように、正義感と行動力に満ち、弱者に親切、自分を犠牲にしてでも人を救おうという崇高な志を持つ人だ。

(アレはフィックションや~。そないな人はおらへんで~)その知人に言われそうだ。確かに、そんな人物は現実には【絶滅危惧種】なのかもしれない。ただ、災害時や警察24時などで、懸命に身を呈して働いている姿をTVで見ると、やはり感謝されるべき職業であると感じる。

しかし、その一方で、いつの時代にも不祥事…汚職やパワハラ、冤罪事件などがとどまることなく続いてきたのは、やはり警察官も不完全な人間であるからであろう。

せめても、自分が関わらなければならないお巡りさんは親切な人であってほしいものだ。こればかりは、くじ運・・・というのか、当たりはずれを自分ではどうにも選べないのが残念だ。

良い意味で希少価値の警察官が絶滅してしまわないよう、単に優秀というよりも、倫理観や使命感の高い人材を確保して、内面も併せて育てていくカリキュラムを設けてみたら、多少は変わってゆくのではなかろうか?

 

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